Broadvision、米小売チェーンCircuit CityのWebサイトリニューアルを支援

米大手小売チェーンCircuit City Storesは、クリスマス商戦に向けてオンラインショッピング「Circuitcity.com」を導入した

[ITmedia]

　米大手小売チェーンCircuit City Storesは、クリスマス商戦に向けてオンラインショッピングサイト「Circuitcity.com」をリニューアルした。同社は、新サイトの導入にあたり、オンラインと店舗の両方を利用している消費者を対象に、1年間にわたる調査を行ったという。その結果をもとに、必要な機能を追加し、消費者のショッピングにおける利便性を向上させたとしている。

　再構築に用いられたツールは米Broadvisionのもの。Broadvisionはプロセス、コマース、ポータル、コンテンツからなる統合スイートを提供するアプリケーションベンダー。多数のサイトを一元化されたポータル環境へ統合することにより、ユーザー企業の売り上げ増加とコスト削減の取り組みをサポートしている。

　新サイトCircuitcity.comでは、商品アイテム数を拡大したことが特徴として挙げられる。アーキテクチャの堅牢性向上により、商品アイテム数は3倍になり、家電、音楽、映画、ゲーム、Circuit City's MusicNowによる音楽配信を含めると100万アイテム以上に上るという。

　また、消費者がより簡単に、直感的に操作できるようナビゲーションも改善された。新デザインでは、Webサイトの構造にとらわれないで商品に焦点を当てて閲覧できる。また、特定の商品に絞りたい場合は1クリックでソートをかけることも可能。また、Circuitcity.comの顧客は、家電製品について全米600店の店舗で商品を実際に見て確かめることができるという。

　Circuitcity.comでは、12万5000人以上の顧客による製品レビューなど、商品選択をサポートするための情報提供の取り組みを強化した。Circuitcity.comは1999年7月の開始以降、全面的なリニューアルは今回が初めてとしている。