SSL通信も監視可能に――情報漏洩対策システムの強化でIWIとED-CONTRIVEが提携

IWIとイーディーコントライブは、内部情報漏洩対策システム「CWAT」に、SSL通信の内容を監視する機能を追加するプラグインの共同開発に向けて提携を結んだ。

» 2004年10月01日 21時16分 公開
[ITmedia]

 イーディーコントライブとインテリジェント ウェイブ(IWI)は10月1日、内部情報漏洩対策/監視システム「CWAT」に、SSL暗号通信の内容を監視する機能を追加するプラグインの共同開発に向けて提携を結んだことを明らかにした。

 CWATは、各クライアントにインストールされその挙動を監視する「オペレーションディフェンスコントローラ」とネットワークを監視する「セグメントディフェンスコントローラ(SDC)」、全体の監視/管理を行う「オーガナイゼーションモニター(OM)」から構成されている。

 今回両社が共同で開発するプラグインは、オペレーションディフェンスコントローラが備える文字列管理機能を強化し、平文のデータだけでなくSSLで暗号化されたデータについても監視を行えるようにするものだ。CWATがもともと備えている監視状況の履歴保存機能やイベントに基づくアラート/遮断機能とも連動でき、SSL経由で情報の外部送信を試みるユーザーの特定も可能という。

 両社はこの新プラグインにより、従来は内容の把握が困難だったSSL経由のWebメールの送信や掲示板への書き込み、ファイルのアップロードなどを監視し、情報漏洩を未然に防ぐことができるとしている。

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