元OADG事務局長の菊地健太郎氏、OSDLジャパンのディレクタに就任

米OSDLは10月5日、日本におけるOSDLの活動を統括するディレクタに、菊地健太郎氏が2004年10月1日付けで就任したことを発表した。

» 2004年10月05日 10時57分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 米オープン・ソース・デベロップメント・ラボ(Open Source Development Lab、以下:OSDL)は10月5日、日本におけるOSDLの活動を統括するディレクタに、菊地健太郎氏が2004年10月1日付けで就任したことを発表した。

 同氏は、日本アイ・ビー・エムに30余年勤務し、製品保証部門においてIBM製ハードウェアおよびソフトウェア製品群の品質保証に携わった後、1993年からはOADG推進部長としてOADG(Open Architecture Developers’Group:PCオープン・アーキテクチャー推進協議会)の運営に携わり、1993年4月から事務局次長、2003年4月からは事務局長を務めていた。

 OADGは、1991年3月の設立以来、日本におけるパソコン関連製品の標準を策定することを目的とし、ハードウェア仕様の策定やソフトウェアの互換性向上の推進などの活動を行ってきた。2000年10月にはLinux分科会を設置するなど、オープンソース環境への対応を目標とした活動も開始していた。

「今回、ITのスペシャリストである菊地氏をディレクタに迎えることができ、その能力や、今までの業界での経験および実績が今後のOSDLの活動に生かされるものと確信している」(アジア担当OSDLディレクタ平野正信氏)

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