サイボウズ、Webナレッジツールの最新版を発売

サイボウズは、Webナレッジツール「サイボウズ デヂエ」の新バージョンVer.5を同日から発売すると発表した。大塚商会と組んだ外部教育サービスも同時に発表している。

» 2004年10月12日 14時13分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 サイボウズは10月12日、Webナレッジツール「サイボウズ デヂエ」の新バージョンVer.5(開発コード名:Athens)を同日から発売すると発表した。同製品は企業の中の部門およびチームの管理者層、リーダー層に向けたWebナレッジツールで、年に1回のペースでバージョンアップしてきている。2004年10月現在、大企業の部門や中小企業を中心に1700社2000部門を超えているほか、年間ライセンスの継続率は、平均80%となっている。

 このほか、同製品の発売を記念した「デデデキャンペーン」が開催されるほか、大塚商会の「大塚エデュケーションサービス」で、同製品の概要からライブラリの基本構築、応用設定などを解説する有料の外部教育サービスを年内に開始することが決定した。

ライブラリ管理画面(クリックで拡大します)

 最新バージョンでは、新機能の搭載、及び機能改善・強化が30カ所以上行われた。新機能としては、値の条件によって表示書式を変えるセル条件書式機能、時系列で蓄積データを表示するカレンダービューなどを搭載し、直感的なデータ把握が可能となった。また、メールサーバと連携することで、受信したメールをレコードとして登録することが可能となっており、携帯電話やWebフォームなどとの親和性が増している。

 このほか、CSVを書き出すことなくライブラリ間でレコードをコピーできるようになったほか、ライブラリの使用頻度を確認するためのログ取得が可能となるなど、管理面での向上が見られる。ちなみに、1ライブラリあたりの推奨レコード数は約10万レコード。

 動作環境はWindows/Linux/FreeBSD/Solaris(x86版は除く)。なお、同製品を使用するにはWebサーバーも必要となるが、現時点ではWindows版Apache 2系はサポートされていない。また、メールサーバはIMAP4には未対応。

 価格はライブラリの本数による年間ライセンスを採用しており、前バージョンと同様、年間10万円から5段階のプランを用意している。また、既存ユーザーについては、年間ライセンス有効期限内であれば無料でバージョンアップが可能。なお、同社Webページでは無償で60日間試用できる評価版がダウンロード可能。

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