独自圧縮機能で高速/低コストのバックアップを実現するアプライアンス、TELが発売

東京エレクトロンは、米Data Domainが開発したリカバリ専用ストレージアプライアンス「DD200 Restorer」の販売を開始した。

» 2004年10月13日 23時13分 公開
[ITmedia]

 東京エレクトロンは10月13日より、米Data Domainが開発したバックアップ/リカバリ専用アプライアンス「DD200 Restorer」の販売を開始した。

 DD200 Restorerは、データのバックアップおよびリストアをスピーディに行えるように開発された、ディスクベースのアプライアンス製品だ。同社独自の圧縮機能「グローバル圧縮」を用いることで、GB当たりのコストをテープベースのストレージ並みに抑えながら、高速なバックアップ/リストアを可能にする。

 最大の特徴であるグローバル圧縮機能は、バックアップイメージの中から差分のみを抜き出し保存することで、容量を平均で20分の1にまで圧縮する。これにより、数世代に渡って効率よくデータを保存することができる。また、データの整合性を保つためのバックアップデータ検証機能も備えている。

 オプションとして提供されるリモートリプリケーションソフトウェアを併用すれば、DD200 Restorer間でのデータ複製が可能だ。この場合、高圧縮されたデータがやり取りされることになるため、帯域をはじめとするリソースの節約につながる。

 DD200 Restorerは、4Uサイズのきょう体に23TB(バックアップ対象データは0.5TB〜1.5TB)の容量のディスクを搭載しており、RAID 0/1に対応する。価格は815万8500円。東京エレクトロンでは今後3年間で8億円の売上を目指す。

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