米StorageTekの年次カンファレンス「FORUM 2004」の会場では、昨年発表した超大型のテープライブラリ「SL8500」のミッドレンジ製品「SL500」が展示されていた。
米StorageTekの年次カンファレンス「FORUM 2004」の会場では、テープライブラリシステム「SL500」も展示されている。同製品は超大型の「SL8500」を19インチラックサイズに小型化したような製品。小規模リモートサイトから企業データセンターに向けに投入するという。
「19インチサイズというきょう体にすることで、企業のデータセンターの標準的な大きさで使えるようにした」と話すのは、会場の担当者。
基本モジュール/ドライブ拡張モジュール/カートリッジ拡張モジュールで構成されたモジュラー型の設計を採用しており、こらら3タイプのモジュールをニーズに合わせて、ラック内に5台まで格納でき、最大577のデータカートリッジスロットをサポートすることになる。
基本モジュールは、ロボットハンドを搭載。これが上から吊り降ろされる形で上下するエレベータ機構を備える。信頼性をさらに高めるため、ロボットハンドの冗長化も今後検討しているようだ。
サポートするドライブはLTOおよびSDLTとしており、これらメディアを混在して利用することも可能だ。ドライブや電源のホットスワップ、電源・ファンの冗長化するなど信頼性を高めているほか、リモート診断の機能も搭載している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.