「SL8500」に続くStorageTekのモジュラー型テープライブラリ

米StorageTekの年次カンファレンス「FORUM 2004」の会場では、昨年発表した超大型のテープライブラリ「SL8500」のミッドレンジ製品「SL500」が展示されていた。

» 2004年10月14日 17時47分 公開
[堀 哲也,ITmedia]

 米StorageTekの年次カンファレンス「FORUM 2004」の会場では、テープライブラリシステム「SL500」も展示されている。同製品は超大型の「SL8500」を19インチラックサイズに小型化したような製品。小規模リモートサイトから企業データセンターに向けに投入するという。

SL500 会場に展示されていたSL500。黄色のところがSL500のロボットハンド

 「19インチサイズというきょう体にすることで、企業のデータセンターの標準的な大きさで使えるようにした」と話すのは、会場の担当者。

 基本モジュール/ドライブ拡張モジュール/カートリッジ拡張モジュールで構成されたモジュラー型の設計を採用しており、こらら3タイプのモジュールをニーズに合わせて、ラック内に5台まで格納でき、最大577のデータカートリッジスロットをサポートすることになる。

 基本モジュールは、ロボットハンドを搭載。これが上から吊り降ろされる形で上下するエレベータ機構を備える。信頼性をさらに高めるため、ロボットハンドの冗長化も今後検討しているようだ。

 サポートするドライブはLTOおよびSDLTとしており、これらメディアを混在して利用することも可能だ。ドライブや電源のホットスワップ、電源・ファンの冗長化するなど信頼性を高めているほか、リモート診断の機能も搭載している。

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