コンウェイ元CEOに続き、PeopleSoft幹部が退職

PeopleSoftの製品・技術担当執行副社長ラム・グプタ氏が退職。解任されたのか、自発的に辞めたのかは不明だ。(IDG)

» 2004年10月15日 16時54分 公開
[IDG Japan]
IDG

 クレイグ・コンウェイCEO(最高経営責任者)の解任から2週間のうちに、米PeopleSoftの製品・技術担当執行副社長ラム・グプタ氏が退職した。

 同社の広報担当スティーブ・スワジー氏は10月13日、グプタ氏の退職を認めたが、詳しい話はしなかったため、グプタ氏がコンウェイ氏と同様に解任されたのか、自発的に辞めたのかは不明のままだ。

 「社員の退職およびその業務については話はしない」とスワジー氏。

 グプタ氏は主に、PeopleSoftと、同社が昨年買収したJ.D. Edwardsのアプリケーションポートフォリオの統合を担当していたと見られている。今年の夏、同氏はComputerworldの取材に応えて、PeopleSoftの合併後の成果は、顧客に「より多くの選択肢を提供」できることだと話していた。

 World製品ラインの開発を復活させたほか、PeopleSoftは1年間で、元J.D. Edwardsの主力製品「EnterpriseOne」スイートに、合併前の2年間よりも多くの強化機能を投入したとグプタ氏は主張した。

 グプタ氏の後任には、PeopleSoftに長年勤めていたスタン・スウィート氏が就く。スウィート氏は1992〜2002年までPeopleSoftに勤め、「PeopleSoft 8の主要な設計者」の1人だったとスワジー氏は説明する。スウィート氏の復帰は、デイブ・ダフィールド新CEOが「PeopleSoftの革新と技術開発を再び活性化させる」ことに力を入れていることを示しているという。

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