NEC、水冷式静音サーバや低消費電力のブレードサーバなど「Express5800シリーズ」を一新

» 2004年10月18日 23時53分 公開
[ITmedia]

 日本電気(NEC)は10月18日、IAサーバ「Express5800シリーズ」のラインアップを一新し、水冷方式の冷却システムを採用して静音化した「Express5800/110Ca」や、Pentium Mを採用して低消費電力化したブレードサーバ「Express5800/BladeServer」、Xeon/3.60GHzを採用した2Wayサーバ「Express5800/100シリーズ」を販売開始したと発表した。

「Express5800シリーズ」 「Express5800シリーズ」

 また、ウイルスなどからシステムを守る「Express5800 Secure Pack」、ウイルス障害発生時に管理者に通報する「Express5800セキュリティ通報サービス」などの「Express5800セキュリティソリューション」、一般オフィスの塵埃を防ぐ防塵フィルタなどをオプション提供する「カスタマイズメニュー」を新たに提供する。

 Express5800/110Caは、初めて水冷システムをサーバに採用し、ささやき声程度の30デシベルの動作音とした製品。CPUはPentium 4/3EGHzで、静音タイプのHDD3代をディスクアレイ構成で搭載できる。水冷ポンプの動作監視も含めたサーバの稼働状態を監視するソフト「ESMPRO/ServerManager Agent」を標準搭載する。価格はPentium 4/3EGHz、メモリ512Mバイト、ディスクレス構成で18万8000円。12月27日に出荷開始予定。

 Express5800/BladeServerシリーズの「Express5800/120Ba-e3」では、CPUにPentium M ULV733を採用し、消費電力をノートPC並みの25Wに抑えた。高さ3Uの収納ユニットに最大20台格納できる。なお、NECでは運用中でも2.5インチHDDを交換できる業界初のホットプラグ対応のブレードサーバを、今年度第4四半期に出荷するとしている。

 また「Express5800/120Ba-4」は、CPUにEM64T対応のXeon/3.60GHzを採用したブレードサーバ。運用管理チップやリモート管理ソフトを標準搭載し、高さ4Uの収納ユニットはサーバ本体を最大6台、運用中に交換できるホットプラグ対応HDDを最大12台格納できる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ