日本IBM、POWER5を64基搭載した業界最速UNIX最上位モデルを販売開始

日本IBMは、UNIXサーバ「IBM eServer p5」、および統合ビジネスサーバ「IBM eServer i5」にデュアルコアプロセッサPOWER5を搭載したハイエンドモデルを追加する。

» 2004年10月20日 21時51分 公開
[ITmedia]

 日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は10月20日、UNIXサーバ「IBM eServer p5」、および統合ビジネスサーバ「IBM eServer i5」において、ハイエンドモデルを追加し、11月19日から販売すると発表した。

 今回発表されたモデルは、いずれもCPUにPOWER5を採用し、最大64way対応の「p5 595」および「i5 595」と、最大32way対応の「p5 590」をラインアップ。p5 595は従来機「pSeries 690」に比べて約3倍の処理性能を発揮できるという。また、p5 595は7つ、p5 590は3つの業界標準ベンチマークにおいて、それぞれ新記録を達成している。

 なお、P5 595は、国立大学法人九州大学情報基盤センターで、「汎用コンピューターシステム」として2005年3月から稼働する計画があり、同システムを利用して、主に理工学分野の超高速並列演算処理を必要とする最先端技術分野の研究を推進すると共に、計算理工学の人材育成、高度な利用者支援を含めた情報処理サービスを進めていくという。

 価格は、POWER5/1.65GHzを16Way搭載したp5 595で1億5414万8400円(税込み)から。

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