SAP、好調な決算続く

» 2004年10月22日 09時27分 公開
[ITmedia]

 独SAPが10月21日発表した第3四半期(7〜9月期)決算は、売上高が前年同期比8%増の18億ユーロ、純利益は15%増えて2億9100万ユーロ(1株当たり0.81ユーロ)となった。

 ソフト収入は4億9100万ユーロで前年同期比13%増。欧州・中東・アフリカ地域では24%、アジア太平洋地域は23%、米国では6%それぞれ増えたが、日本では営業部隊の再編が一因となって25%減少した。

 ビジネスアプリケーション大手5社(SAP、Microsoft、Oracle、PeopleSoft、Siebel Systems)に占めるソフト収入ベースの世界シェアは56%と、前年の53%から拡大。米国でも前年の32%から38%へとシェアを伸ばした。

 2004年通期の予想として、ソフト収入は前年に比べて10%前後の増加、買収関連経費などを除いた実質ベースの1株利益は4.2〜4.3ユーロを見込んでいる。

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