変数の値を変更することもできます。変数arcの値を変更してみましょう。「変数」ウィンドウの変数arcで右クリックして、メニューから「変数の変更」を選択します(画面28)。
「変数値を設定」ダイアログが開くので値として「300」を入力します。ここでは改行が入ってはいけません(画面29)。
「変数」ウィンドウで確認すると変数arcが変更されていることが分かります(画面30)。
それでは、プログラムを再開してみましょう。
「デバッグ」ウィンドウ上部の再開ボタンを押すと、プログラムの実行が再開します(画面31)。
先ほどの変数arcへの変更が反映されて、図形が傾いて表示されています(画面32)。
このようにプログラムの処理中で変数の値を変更することで、いろいろな状態での動作を気軽に試せるようになります。
ここからは、プログラムの説明に戻ります。
デバッグを終えて通常の編集画面に戻るには「Java」パースペクティブに切り替えます(画面33)。
次に、キーを押している間だけ移動するようにします。そのためには、キーが離された時に移動が止まればよいのです。キーが離された場合に位置増分を表す変数dxを「0」にします。
キーが離された時にもprocessEventメソッドが呼ばれることがポイントです。その時の第一引数は、Display.KEY_RELEASED_EVENTです。次の例は、どのキーが離されても移動が止まるようにしているものです。
54: public void processEvent(int type, int param) { 55: switch (type) { 56: case Display.KEY_RELEASED_EVENT : 57: dx = 0; 58: break; 59: case Display.KEY_PRESSED_EVENT : 60: switch (param) { 61: case Display.KEY_LEFT : 62: dx = -2; 63: arc = 180; 64: break; |
それでは実行します。
デバッガではなく通常モードで実行する場合には、実行ボタンの「▼」印をクリックし、実行一覧から「FirstApp」を選択します(画面34)。
実行すると、キーを押している間だけ動くようになります(画面35)。
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