英国トヨタ、個人/法人、ドライバー向けのWebサイトにBroadVision採用

BroadVisionの日本法人は、英国トヨタ自動車が、法人および個人顧客向けのオンラインサービスと、ドライバー向けポータル「GetMeThere.co.uk」で、BroadVision Commerceをはじめとした同社のソリューションを採用し、一定の効果が上がってることを明らかにした

» 2004年11月10日 02時36分 公開
[ITmedia]

 BroadVisionの日本法人は11月9日、英国トヨタ自動車(英トヨタ)が、法人および個人顧客向けのオンラインサービスと、ドライバー向けポータル「GetMeThere.co.uk」で、BroadVision Commerceをはじめとした同社のソリューションを採用し、一定の効果が上がってることを明らかにした。内容は10月25日に英国で発表されたもの。

 英トヨタがBroadVisionを選んだのは、トヨタの従業員と法人顧客向けのセルフサービスアプリケーションの機能を評価したからという。

 ドライバー向けポータル「GetMeThere.co.uk」は、同社がシステムインテグレーターであるIS Solutionsと共同運営しているサイトで、無料で利用できるサービスだ。このポータルは、旅行プランサービスなど、一般のドライバーに利用価値の高い情報を提供することにより、トヨタの認知度向上に貢献しているという。

 また、法人顧客向けのエクストラネットは、パーソナライゼーション機能を備えており、例えば、従業員に車を支給する顧客企業のニーズに合った情報提供をサポートできる。まず、ユーザーはサイトにログオンすると、トヨタの車種の中から自分の職種や資格に応じて、支給対象となる車の情報を得ることができる。この際、車体の色などのオプションを選択して、選んだ車に関する情報を印刷したり、家族や友人に送信したり、車両担当マネジャーに送ることもできる。

 一方、個人顧客向けのWebサイトでも、BroadVisionの機能を使い、顧客のニーズにあわせた情報や広告を提供している。コンテンツは、同社の販売およびマーケティング部門によって直接サイトに掲載され、決められたルールに従って動的にパーソナライズされる。

 さらに、トヨタでは最近、利用者が特定の車の仕様を保存したり、保険の契約更新などの大切な日付を通知するように設定したりできるオーナー専用のポータルなど、新たなパーソナライゼーション機能を追加した。

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