味の素冷凍食品、Manugisticsでサプライチェーンを改善へ

マニュジスティックス・ジャパンは11月18日、味の素冷凍食品が生販計画の高度化を図るためのサプライチェーンマネジメントソリューションを採用したと発表した。

» 2004年11月19日 20時27分 公開
[ITmedia]

 マニュジスティックス・ジャパンは11月18日、味の素冷凍食品が生販計画の高度化を図るためのサプライチェーンマネジメント(SCM)ソリューションを採用したと発表した。2005年8月の稼動を予定している。

 味の素冷凍食品は、市場の変化や消費者の嗜好の多様化にすばやく対応しながら、在庫水準を適正化するために、システム化による業務の見直しを継続的に行っている。

 今回、この取り組みをさらに強化するため、生販計画のサイクルを週次へと移行し、さらに、需要予測の精度の向上を図る。また、計画の自動化とアラーム活用型組織へと転換することにより、計画サイクルの週次化によって増大する業務負荷を軽減するという。

 同社の業務プロセスでは、供給体制がグローバルに広がっており、生販計画を一元管理する必要性があった。同社は、こうした要件を満たすシステムとして、マニュジスティックスのアプリケーションの採用を決めた。1100品目の全商品を対象に、マニュジスティックスの「NetWORKS Demand」と「NetWORKS Fulfillment」を導入する。これにより、在庫削減だけでなく、管理コストや物流コストの削減といった効果も見込んでいる。

 また、「食の安全」がテーマになっていることで、冷凍食品に対する消費者や小売り、卸売業者の鮮度や品質への要求は厳しくなる傾向があるという。同社は、製品の安全性を確保するために、原料の調達から、調理加工、販売にいたるまで、全社的なSCMシステムを構築し、商品を過不足なく、適切なタイミングで供給できる体制を整えるとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ