ソニー、デジカメ特許問題でAmpexに4000万ドル支払い

デジカメ特許侵害でAmpexに訴えられていたソニーは、4000万ドルの支払いで和解し、特許ライセンスを受けることになった。

» 2004年11月30日 08時41分 公開
[ITmedia]

 米Ampex Corporationは11月29日、ソニーのデジカメに特許を侵害されたと訴えていた問題で和解が成立したと発表した。

 Ampexはソニーが製造・販売しているデジカメに関して特許を侵害されたとして、今年7月に国際貿易委員会(ITC)と米デラウェア州の連邦地裁に訴えを起こしていたが、今回この訴えを取り下げることで合意した。

 Ampexの発表によれば、和解条件に基づき、ソニーが4000万ドルを支払ってAmpexの保有する特許のライセンス供与を受ける。この特許は2006年4月までの間、ソニーのデジタルビデオテープレコーダやデジカメなど各種製品への利用が認められる。それ以降はAmpex特許の利用状況に応じてデジカメなどの製品の販売に応じた特許料を支払う。

 Ampexはキヤノンおよび三洋との間でも、デジカメを中心とする特許利用に関してライセンス契約を結んだとしている。そのほかにもデジカメとカメラ付き携帯電話のメーカー数社との間で交渉を進めており、向こう3カ月以内に特許ライセンス契約にこぎつける見通しだと説明している。

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