MS、Windows 2000 SP5のリリース見送り

MicrosoftはWindows 2000 Service Pack 4に次ぐ重要なアップデートとして、SP5ではなく、より小規模な「Update Rollup」をリリースすると明らかにした。SP4は最後のサービスパックになる。

» 2004年11月30日 08時49分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは、Windows 2000 Service Pack 4 (SP4)以降の重要なアップデートをまとめた「Update Rollup」を来年半ばにリリースする計画だ。SP5のリリースは見送る方針。

 同社の発表によれば、Update Rollupには、SP4以降にリリースされたWindows 2000向けセキュリティアップデートがすべて含まれるほか、セキュリティ以外の重要なアップデートも少数含まれる予定。重要なアップデートをひとまとめにすることで、Windows 2000システムのセキュリティを保ち、最新の状態を維持できると説明している。

 Update Rollupに含まれるアップデートの数は、通常のサービスパックで提供するアップデートよりも大幅に少ないうえ、大部分は個別にリリース済みのアップデートやホットフィックスになるとMicrosoftは解説。導入前のテストもそれほど必要なく、新しいサービスパックをリリースするよりも、Update Rollupの方が顧客のニーズにかなっていると判断したと述べている。

 このためService Pack 5(SP5)はリリースしない方針で、SP4がWindows 2000の最後のサービスパックになるという。Update Rollupの前提として、SP4を適用していない場合はできるかぎり早期に導入するよう呼びかけている。

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