Webアプリケーション記述言語「Curl」のライセンス価格体系が改定

住商情報システムと、同社の100%子会社であるカールは12月1日、高機能・高生産性のリッチ・クライアント言語「Curl」の実行ライセンス価格を改定した。

» 2004年12月01日 16時23分 公開
[ITmedia]

 住商情報システムと、同社の100%子会社であるカールは12月1日、高機能・高生産性のリッチ・クライアント言語「Curl」の実行ライセンス価格を改定した。

 Curlは、米国防総省やマサチューセッツ工科大学(MIT)などの共同プロジェクトから生まれたWebアプリケーション記述言語。マークアップ言語とプログラミング言語を組み合わせたような独自の言語を用いており、実行時にはJITコンパイラで動的にコンパイルされてネイティブコードで動作する。本格的なプログラミング言語の実行環境と高度なGUIやマルチメディア環境が整備されており、クライアントサイドで本格的なアプリケーションを記述可能だが、特殊な課金体系のため、広く普及するに至っていなかった。日本では2003年7月から販売が開始され、120社以上が導入しているという。

 これまでは「ユーザー数単位」の価格体系が用意されていたが、ユーザー数を問わない「サーバライセンス」(1URL単位)と、企業規模で価格が決まる大量導入用ライセンスとして「コーポレートライセンス」の価格が新設された。コーポレートライセンスは100名以上の従業員数を持つ企業が選択可能。

 価格は、サーバライセンスが150万円。コーポレートライセンスが300万円から。なお、ランタイムのダウンロードは従来と変わらず無料。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ