日本IBMとネクステック、PLMのソリューション提供で協業

日本IBMとネクステックは12月1日、PLMソリューションを両社の製品を組み合わせて提供することで協業すると発表した

» 2004年12月02日 12時39分 公開
[ITmedia]

 日本IBMとネクステックは12月1日、PLM(ProductLifecycle Management:製品ライフサイクル管理)ソリューションを両社の製品を組み合わせて提供することで協業すると発表した。

 家電などのメーカーは、販売する商品の鮮度を保つ必要があり、製品を市場に投入するまでのリードタイムの短縮、新製品の早期立ち上げに対応する必要があるという。そのため、生産に関わる組織全体で横断的に仕様情報を管理するPLMプラットフォームは、製造業の業務プロセスを構築する上で、急速にニーズを増やしている背景がある。

 こうした動きに対応し、顧客企業にソリューションを提供することが今回の協業の目的となっている。協業により、営業およびマーケティング活動は、年商で500億円以上になるという。ターゲットは、国内大手および準大手の組み立て製造業。セミナーや産業別のワークショップなど、顧客の課題を解決することを前提とした活動を通して提案を行っていく。

 ネクステックは協業することのメリットについて、日本IBMの営業体制を活用できることで、より多くの顧客企業にアクセスできることを挙げている。顧客企業にはPLM領域におけるITを絡めたサービスを提供する。

 具体的には、PLMを専門とするネクステックのコンサルティングサービス、データモデリング、スペックマネージメントシステムテンプレートなどを提供し、これに、日本IBMのハードウェア/ミドルウェア製品、CAD、ERP/SCMなどの製造業向けサービスも組み合わせる。

 今後は、ネクステックのスペックマネージメントシステムファウンデーション、スペックマネージンメントアプリケーションが、DB2やWebSphereといったIBMのミドルウェア製品で稼動するよう開発を行う。また、デモンストレーション環境の構築、導入前の技術見積もりなども顧客企業の要望に応じて行う。

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