Opteronに電力管理技術「PowerNow!」搭載

PowerNow!は5月からOpteronに組み込まれており、Opteron搭載システム購入済みの顧客は2005年前半に提供されるBIOSアップグレードでこの機能を有効にできる。(IDG)

» 2004年12月06日 15時30分 公開
[IDG Japan]
IDG

 AMDのOpteronプロセッサを搭載するコンピュータは間もなく、同社のデスクトップ・ノートPC用プロセッサに既に組み込まれている電力管理技術を利用できるようになる。

 「PowerNow!」と呼ばれるこの技術は、マイクロプロセッサ命令とソフトを組み合わせたもので、プロセッサの使用率に合わせて、プロセッサに供給する電力を増減させる。

 コンセプトはAMDデスクトップ用プロセッサで使われている「Cool'n'Quiet」技術に似ているが、PowerNow!はサーバシステムで役に立ち、データセンターの消費電力と冷却コスト節約につながると、同社のコンシューマーソフト戦略ストラテジスト、マーガレット・ルイス氏。「エンジンが一定の温度になると回り出す車のファンのようなものだ」

 同氏によると、PowerNow!命令は実際には5月からOpteronに組み込まれているという。既にOpteron搭載システムを購入している顧客は、BIOSアップグレードでPowerNow!を有効にできる。BIOSアップグレードは、PowerNow対応システムが2005年前半に発売されたときにAMDのサイトで提供される。

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