アプリケーションサーバの一部としてのみ販売されてきた「Oracle Business Intelligence 10g」だが、新バージョンは、単体製品としても販売される。
米Oracleは12月5日、ビジネスインテリジェンス(BI)ツール「Oracle Business Intelligence 10g」を発表した。このバージョンから、同社は単体製品としてのBIツール販売に踏み切る。
同製品は、一つのリポーティング環境でリレーショナル(SQL)とOLAPの両データにアクセスできる「Oracle Discoverer」、Microsoft ExcelからOracle OLAPに直接アクセスできる「Oracle Spreadsheet Add-In」、ETLツールの「Oracle Warehouse Builder」、カスタムBIアプリケーション環境「Oracle BI Beans」の各コンポーネントを統合している。
これまでOracleのBIツールはアプリケーションサーバの一部として販売されていた。今後もOracle Application Server 10g Enterprise EditionへのBIツールの組み込みを続けるが、今回のOracle Business Intelligence 10gは、スタンドアロン製品としての購入が可能。
正式発売は2005年1〜3月期に予定されている。
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