Oracle、「Tsunami」統合のコラボレーションスイート発表

Oracleがツールスイート「Oracle Collaboration Suite 10g」を発表。コードネームで「Tsunami」と呼ばれてきた「Oracle Files 10g」も含まれる。

» 2004年12月09日 10時23分 公開
[ITmedia]

 米Oracleは12月8日、企業のコラボレーションとコンテンツ管理のためのツールスイート「Oracle Collaboration Suite 10g」を発表した。このスイートには、コードネームで「Tsunami」と呼ばれてきた同日発表のエンタープライズコンテンツ管理ソフト「Oracle Files 10g」が含まれる。

 Oracle Collaboration Suite自体は2年前から存在しているが、Oracleでは、今回の10gは、Oracle Database 10gとOracle Application Server 10gをベースに、シングルアーキテクチャで企業内の全情報のシームレスな管理が可能な初のコラボレーション製品だとしている。

 従来からのWeb会議機能に、存在確認、インスタントメッセージング(IM)、音声の機能が加わった。またサービス指向アーキテクチャ(SOA)に基づき、ビジネスアプリケーションポータルにコラボレーション要素を組み込むことができ、あらゆる種類のコミュニケーションとコンテンツを1カ所にまとめ、コラボレーションツールを全従業員が簡単に利用できるようになるという。

 同日発表したOracle Files 10gは、単体でも販売される。Adobe、Arbortext、Captiva Software、Kofax、netGuru、Network Appliance、Sun Microsystems、Symantec、TMSSequoiaなどが、このソフト用に強化機能を提供するという。

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