Symantec、Veritasを135億ドルで買収

SymantecによるVeritas買収が正式に発表された。買収金額は135億ドルで、新会社はSymantecの名前をそのまま引き継ぐ。

» 2004年12月16日 23時00分 公開
[ITmedia]

 12月16日、SymantecはVeritas Softwareを買収すると正式に発表した。買収金額は約135億ドル。両社合わせて年間売上高50億ドルの巨大ソフトウェア企業が誕生することになる。

 買収は2005年第2四半期に完了する見込み。Symantecの株主が合併後の60%の株を所有することになる。社名はSymantecとなる。Symantecの会長兼CEOであるジョン・トンプソン氏は続投し、Veritasのゲイリー・ブルーム氏は副会長兼社長となる。取締役会10人のうち、6人がSymantecから、残りの4人はVeritasからとなる。

 発表では買収により「ストレージソフトのリーダーとセキュリティソフトのリーダーが企業顧客に対し、貴重な資産、情報をセキュアで効率的に管理する方法を提供する」と述べている。

 合併後のCEOとなるトンプソン氏は「顧客はITインフラストラクチャを管理する複雑さとコストを減らしたいと考えており、サプライヤーの数を少なくして効率化を高めたいと希望している」と述べている。「新生Symantecは顧客に対し、情報をセキュアなものにし、それを取り出しやすくする手助けを行う」と同氏。

 Veritas合併により、Symantecの2006年度(2005年4月〜2006年3月)売上高は50億ドルに達する見込み。新会社の売り上げのうち75%がエンタープライズビジネスから、残りの25%がコンシューマービジネスとなる予定だ。また、新会社の手持ちキャッシュは約50億ドルとなる。

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