W3C、Webアーキテクチャ原則の記述文書を公開

» 2004年12月17日 07時42分 公開
[ITmedia]

 Web標準化団体のWorld Wide Web Consortium(W3C)は12月16日、Webアーキテクチャの基本原則について記した「Architecture of the World Wide Web, Volume One」をW3C勧告としてリリースした。

 この文書はW3Cのテクニカルアーキテクチャグループ(TAG)がまとめたもので、現在のWebを機能させているアーキテクチャについて解説、より優れたWebの構築に役立ててもらう狙い。Webのアーキテクチャについては過去に何度も文書化され、論議されてきたが、現在のWebを形成している全般的な原則が首尾一貫した一つの文書としてまとめられたことはなかったと説明している。

 W3C会長でTAGの共同議長を務めるティム・バーナーズ-リー氏は「今回のアーキテクチャ文書では、新技術の発明に当たりWebのどの特性が保全されなければならないかに重点を置いている。現在のシステムがうまく機能せず、結果として弱点となっている箇所も指摘した。この文書はコミュニティの英知を端的に示すものとなっている」との談話を発表している。

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