MS、PeopleSoft顧客取り込み狙い移行プログラム提供

MSは、Oracleに吸収されたPeopleSoft、J.D. Edwardsのユーザーを対象とした移行プログラムを提供する。

» 2005年01月11日 07時31分 公開
[ITmedia]

 米PeopleSoftがOracleに合併されたことを受け、Microsoftは1月10日、PeopleSoftと旧J.D. Edwards製品を利用している企業をターゲットとして、Microsoft製品への移行を促すプログラムを発表した。

 対象となるのは「PeopleSoft Enterprise」と、「PeopleSoft World」(旧J.D. Edwards)、「PeopleSoft EnterpriseOne」(同)の各製品を利用している企業。Microsoftのビジネス管理ソフト「Business Solutions」で割引料金を適用するとともに、切り替えを支援する技術と戦略ガイダンスを提供する。

 Microsoftでは、PeopleSoft WorldとPeopleSoft EnterpriseOneの利用企業に対してはMicrosoft Business Solutionsの「Axapta」版、米国とカナダのPeopleSoft Enterprise利用企業に対しては「Great Plains」版の導入を推奨。このほか「Navision」「Solomon」版でも移行プログラムの恩恵が受けられるという。

 割引率は、ライセンス料金が25%割引、サポートプログラムの最初の1年間の料金が25%割引など。6月22日までにライセンス契約を結んだ企業が対象となる。各国のパートナー企業を通じて提供予定。

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