ターボリナックスは、日本高信頼システムと協業し、「SELinux」の認定トレーニングコースを2005年4月より開始することを発表した。SELinux技術者認定資格制度も開始予定。
ターボリナックスは1月18日、「SELinux」の認定トレーニングコースを日本高信頼システムとの協業によって、2005年4月より開始することを発した。
SELinuxは、米国家安全保障局(NSA)が中心となって開発され、GPLで公開・配布されているセキュアOS。きめ細やかで柔軟なアクセス制御を可能にするが、設定ファイルが複雑で、セキュリティ管理者は高度な知識が必要となる。このことがSELinuxシステムのセキュリティ管理者不足や導入に際する大きな問題となっている。
そこで、かねてよりLinux技術者の育成に注力し、「Linux技術者育成支援プログラム」を展開しているターボリナックスと、エンタープライズ分野における「高品質なセキュリティ教育」に多くの実績を持つ日本高信頼システムとの協業によって「SELinux認定トレーニングコース」の提供に至った。
「SELinux トレーニングコース」は、SELinuxの基礎を学ぶ「T-500J SELinux Basic」と、管理面やカスタマイズを学ぶ「T-510J SELinux Advanced」の2コースが用意される。受講日数と費用は、Basicが1日で5万7500円、Advancedが3日で18万9000円。教材にはTurbolinux 10 ServerインストールCDおよびSELinuxの構築運用を支援するためのツール「SELinux/AID」が含まれたJavaCD(Advancedのみ)が付属する。
トレーニングは、NECシステムテクノロジーやNECソフト、日立超LSIシステムズなどターボリナックス・オフィシャル・エデュケーション・センターにて4月以降開講される。
合わせて、4月以降、取得者の技術レベルの証明を可能にするSELinux技術者認定資格制度が開始される予定。
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