米Manugistics、米国共通役務庁の在庫管理と調達業務を支援

マニュジスティクスジャパンは、米Manugisticsが米国共通役務庁(General Services Administration: GSA)の在庫管理と調達業務を改善するため、GSAの主契約業者として複数年にわたる業務契約を2004年8月に受注したこと明らかにした

» 2005年01月27日 14時31分 公開
[ITmedia]

 マニュジスティクスジャパンは1月26日、米Manugisticsが米国共通役務庁(General Services Administration: GSA)の在庫管理と調達業務を改善するため、GSAの主契約業者として複数年にわたる業務契約を2004年8月に受注したこと明らかにした。米Manugisticsが1月19日に発表したもの。GSAが1年にわたり実施してきた各種ソリューションの調査、検討作業の締めくくりになるという。

 GSAがシステム化に求めた要件は、すべての配送拠点と小売拠点にわたって、需要および補充計画を統合し、商品管理責任者が、小売および卸売業者に対して消費需要と補充を連動できるようにすること。Manugisticsのアプリケーションは、GSAグローバルサプライ部門の供給管理担当者が現在利用しているレガシーシステムの機能をリプレースすることになる。

 同社は、管理する品目数が10万点以上、在庫管理拠点が75以上にも上っており、公共部門の中でも複雑なサプライチェーンを管轄している。これをManugisticsのアプリケーションを活用することで、小売および卸売配送拠点だけでなく、すべての物流センターへの在庫の流れの管理を図る。

 アプリケーション導入後の新たな業務プロセスは、夏前の実装完了を予定。これにより、GSAは需要予測精度を向上し、在庫水準の適正化、顧客へのサービスレベルの向上を目指す。

 なお、米行政管理予算局は2004年に、「SmartBUY」と呼ばれる政府全体での企業ライセンスイニシアチブを正式に創設することを明らかにした。共通のアプリケーションを大量購入することで、個々の省庁のソフトウェア費用を引き下げることが目的となっている。

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