ミラクルリナックスと日本ブロードビジョンが提携

ミラクル・リナックスと日本ブロードビジョンは、Linux上での企業向けWebアプリケーション提供で戦略的提携を結んだと発表した

» 2005年02月04日 17時52分 公開
[ITmedia]

 ミラクル・リナックスと日本ブロードビジョンは2月3日、Linux上での企業向けWebアプリケーション提供で戦略的提携を結んだと発表した。

 提携により両社は、日本市場でのビジネスを皮切りに、中国を含むアジア市場への販売拡大を図る。Webアプリケーションを中心に、企業のLinux採用を促進していく考えだ。既に、「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside」上で、ブロードビジョンのWebアプリケーションの稼働が実現しているという。

 なお、ブロードビジョンのWebアプリケーション・スイートは、プロセス、コマース、ポータル、コンテンツから構成されており、企業のビジネス要件をWeb上に展開することを可能にするもの。同社はこの提携により、Linux市場での年度の売上目標として5億円を見込む。また、中国のレッドフラッグ、韓国のハーンソフト、ミラクルの3社が共同開発するAsianuxへの対応を足がかりに、アジア市場での拡販を図るという。

 一方、ミラクルとしては、UNIXシステムへの導入実績が多いブロードビジョン製品と提携することで、Linuxによるミッションクリティカルシステムの構築や、大規模Webアプリケーションシステム構築を促進する考えだ。

 今後両社は、それぞれのパートナー企業を含めた相互の情報交換や技術支援を進め、共同の営業活動やセミナー開催などのマーケティング活動も行っていくとしている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ