CA、IT資産の最適化を図る新製品群をリリース

コンピュータ・アソシエイツは、企業の情報インフラ管理の基点となるITリソースマネジメントソリューションに関するUnicenterシリーズの5製品を発表した

» 2005年02月04日 21時06分 公開
[ITmedia]

 コンピュータ・アソシエイツ(CA)は2月3日、企業の情報インフラ管理の基点となるITリソースマネジメントソリューションに関するUnicenterシリーズの5製品を発表した。ネットワーク上のハードウェアやソフトウェアに関する情報を一元管理し、効率のいいIT活用を実現する。

 発表されたのは、IT資産管理機能を提供する 「Asset Management r4 SP1 Japanese」、ソフトウェア配布機能「Software Delivery r4 SP1 Japanese」、リモート・コントロールを行う「Unicenter Remote Control r6 SP1 Japanese」、IT資産情報の分析機能 「Unicenter Asset Intelligence r11 Japanese」、PC環境再構築支援を行う「Unicenter Desktop DNA r11 Japanese」の5製品。

 ITインフラの運用管理は、IT部門だけでなく企業戦略の一部として考えられる傾向にある。そのため、IT投資をいかに適正化するかという視点での管理が不可欠になっていることが、新製品リリースの背景になっている。

 実際には、IT資産の正確な管理が不可欠である一方で、IT部門が管理するPCは増加の一途にある。そのため、日々のユーザーサポートやセキュリティ対策、PC環境の設定といった運用管理の負荷はますます重くなる傾向がある。

 今回の新製品群は、このような課題を解消するとともに、企業のIT資産が抱えるリスクやコストを管理、分析する機能を提供することで、企業のIT投資における意思決定を支援するものとなっている。

 たとえば、PCの脆弱性管理や、それを回避するためのパッチ配布をはじめとするIT資産全般の管理が可能になる。また、PCが故障した場合には、代替PCにおけるユーザー設定の再構築をすぐに行うことが可能となっている。さらに組織や地域など、さまざまな視点からPCの脆弱性を監視し、それを企業のビジネスリスクとして分析し、レポーティングすることもできるという。

 CAは、製品の提供ベンダーを問わない形で、一元的にITインフラの管理を行う製品戦略構想(EIM:エンタープライズ・インフラストラクチャ・マネジメント)を打ち出しており、新製品はその中核として位置づけられている。

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