ネットジャパン、公共端末向けリカバリツールを販売

ネットジャパンは、一般に開放された学校やセミナー教室などのPCを元の状態にリカバリできるソフト「ShadowMode Desktop Protector 2.5」を4月6日から発売する。

» 2005年03月01日 18時00分 公開
[ITmedia]

 ネットジャパンは、一般に開放された学校やセミナー教室などのPCを元の状態にリカバリできるソフト「ShadowMode Desktop Protector 2.5」を4月6日から発売する。

 同製品は、米Storage Craft Technologyが開発したもので、PCを再起動すると使用した履歴を完全に削除できる。起動から再起動までをひとつのセッションとして、使用している間の変更は仮想的なHDDに書き込みを行う。再起動すると、変更されたHDDの内容を完全に破棄する。HDDの状態を完全に元に戻すには、リカバリCDやイメージファイルが使われてきたが、ShadowMode Desktop Protectorでは、バックアップの必要がなく、直前の状態に復旧できるのが特徴。

 公共の端末では、Webメールなどを利用すると通信履歴が残ったりするほか、キーロガーなどのプログラムを仕掛けて、パスワードを回収するなどの悪用され、情報が流出する可能もある。同社は、インターネット端末を提供する側もこうした危険に対して「安全」と「安心」を提供することが必要だとしている。

 法人向けボリュームライセンスとアカデミック向けボリュームライセンスの2種類を提供する。価格は、10-19ライセンスでそれぞれ6400円、4800円から。メディアキットは別売りとなり4500円(税別)としてなっている。対応OSはWindows 2000/Windows XP。

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