富士通、Serial Attached SCSI採用の10000rpm 2.5インチHDD

富士通は、エンタープライズ向けとなるSerial Attached SCSI(SAS)採用、10000rpmタイプ2.5インチHDDの出荷を開始した。

» 2005年03月08日 14時42分 公開
[ITmedia]

 富士通は3月8日、2005年3月現在で世界初となるSerial Attached SCSI(SAS)を採用、10000rpmタイプの2.5インチHDD「MAV20xxRC」シリーズの出荷を開始した。

photo 「MAV20xxRC」シリーズ

 「MAV20xxRC」シリーズは、主にサーバやストレージシステムなどのエンタープライズ系システム向けのラインアップとして、接続インタフェースに「SAS」を採用、より高度な処理性能、小径化、低消費電力、信頼性へのニーズに対応する。

 SAS採用により、複数台接続時のシステム処理性能を接続台数に比例して向上させることが可能。2.5インチ筐体は、3.5インチモデルと比較し体積比で約70%減となることにより、より多く搭載する場合にも有利となる。

 ラインアップは、73Gバイト/36Gバイトモデルの2種類。主な仕様は以下の通り。

シリーズMAV20xxRC
容量73Gバイト36Gバイト
ディスク回転数10025rpm
平均シークタイム4ms
バッファサイズ8Mバイト
インタフェースSerial Attached SCSI(SAS)
消費電力4.5ワット(アイドル時)
本体サイズ69.85(幅)×100.45(長さ)×15(高さ)ミリ
重量220グラム

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