富士通は、エンタープライズ向けとなるSerial Attached SCSI(SAS)採用、10000rpmタイプ2.5インチHDDの出荷を開始した。
富士通は3月8日、2005年3月現在で世界初となるSerial Attached SCSI(SAS)を採用、10000rpmタイプの2.5インチHDD「MAV20xxRC」シリーズの出荷を開始した。
「MAV20xxRC」シリーズは、主にサーバやストレージシステムなどのエンタープライズ系システム向けのラインアップとして、接続インタフェースに「SAS」を採用、より高度な処理性能、小径化、低消費電力、信頼性へのニーズに対応する。
SAS採用により、複数台接続時のシステム処理性能を接続台数に比例して向上させることが可能。2.5インチ筐体は、3.5インチモデルと比較し体積比で約70%減となることにより、より多く搭載する場合にも有利となる。
ラインアップは、73Gバイト/36Gバイトモデルの2種類。主な仕様は以下の通り。
シリーズ | MAV20xxRC | |
容量 | 73Gバイト | 36Gバイト |
ディスク回転数 | 10025rpm | |
平均シークタイム | 4ms | |
バッファサイズ | 8Mバイト | |
インタフェース | Serial Attached SCSI(SAS) | |
消費電力 | 4.5ワット(アイドル時) | |
本体サイズ | 69.85(幅)×100.45(長さ)×15(高さ)ミリ | |
重量 | 220グラム |
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