916人分の顧客情報含むPCが電車内で盗難に――日本ベリサイン

日本ベリサインは、3月4日に取引先顧客情報が入っていたPCが電車内で盗難にあっていたことを発表した。警察に盗難届けを提出している。現在まで情報の二次流出などは確認していないという。

» 2005年03月14日 16時21分 公開
[ITmedia]

 日本ベリサインは、3月4日に取引先顧客情報が入っていたPCが電車内で盗難にあっていたことを発表した。警察に盗難届けを提出している。現在まで情報の二次流出などは確認していないという。

 盗難にあったPCには取引先担当者の916人分の氏名および電子メールアドレスが格納されていたという。同社の認証業務に使用するデータや同社サービスを利用している顧客のクレジットカード情報、銀行口座に関する情報は格納されていなかった。

 盗難されたPCには、電源投入時のパスワードおよびWindowsログイン時のパスワードが設定されていたが、データの暗号化といった対策はされていなかった。

 この事態を深く受け止め、同社では社内ルールの見直しや徹底、社員教育を通じた情報管理体制の強化を行っていくほか、システム的なセキュリティ対策を行っていくとしている。同社管理部の担当者は「ご迷惑をお掛けして大変申し訳ない。深くお詫びいたします」と話している。

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