インターコム、ASP型セキュリティサービスにアンチスパイウェア機能を追加

インターコムは4月1日より、ASP型のセキュリティサービス「SHILDIAN NETservice」にアンチスパイウェア機能を追加する。

» 2005年03月17日 19時19分 公開
[ITmedia]

 インターコムは3月17日、ASP型のセキュリティサービス「SHILDIAN NETservice」を強化し、4月1日よりアンチスパイウェア機能を追加することを発表した。

 SHILDIAN NETserviceは、アンラボとの提携のもと、ASP形式で提供されているセキュリティサービス。インターコムがISPなど各種サービスプロバイダーに提供し、エンドユーザーには事業者の付加価値サービスの形で提供される。月額料金制で使った期間の分だけ支払えば済むこと、Internet Explorer経由で利用でき、パターンファイルやソフトウェア本体のアップデートなどの作業が不要なことが特徴だ。

 これまでパーソナルファイアウォールおよびアンチウイルスの2機能が提供されてきたが、新たな脅威として浮上してきたスパイウェアの検出/駆除を行う「SpyZero」がラインナップに加わる。

 スパイウェアの明確な定義はまだ存在しないが、SypZeroでは「ユーザーのプライバシー情報を侵害する恐れのあるプログラム」をスパイウェアとみなし、IDやパスワードをはじめとするさまざまな個人情報データを流出させるスパイウェアを駆除する。4万2000個以上のパターンファイルに加えてヒューリスティック技術を採用し、未知の亜種スパイウェアについても検出/駆除が可能なこと、検査方式に工夫を加えることで高速にスキャンを行えることなどが特徴だ。

 またインターネット一時ファイルやCookie、最近使ったファイルといったユーザーのプライバシーに関連する情報を削除する「システム クリーナー機能」も利用できる。

 SpyZeroが利用できるプラットフォームはWindows 98/Me、Windows 2000/XP。初年度20万ユーザーへの提供を見込む。

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