SAPとDAL、連携アプリケーション提供で協業

SAPジャパンとデータアプリケーションは、「SAP eXchange Infrastrucure 3.0」(XI 3.0)と、DALの企業間電子商取引用パッケージである「ACMS B2B」を組み合わせたソリューションを日本市場で展開すると発表した。

» 2005年03月28日 18時17分 公開
[怒賀新也,ITmedia]

 SAPジャパンとデータアプリケーション(DAL)は3月28日、SAPのEAI機能である「SAP eXchange Infrastrucure 3.0」(XI 3.0)と、DALが提供する企業間電子商取引用パッケージである「ACMS B2B」を組み合わせたソリューションを日本市場で展開すると発表した。

 ACMS B2Bは、企業が取引先とEDIを利用してデータ交換する際のミドルウェアとして機能するJavaベースのパッケージ。全銀やJCA、RosettaNet、JEITA/ECALGAなどの標準に対応し、ジョブ制御やスケジューラ、運用管理などをサポートしている。現状で750社、1800サイトで稼動しているという。XI 3.0と連携させることにより、基幹システムとACMS間における接続範囲が広がるとしている。

 また、従来は、XIとACMS B2Bはまったく別のプラットフォームで運用する必要があったが、XI 3.0から、アダプタの実行エンジンがJ2EEに準拠したことで、ACMS B2BとXIが共通プラットフォームで統合的に運用することができるようになったため、統合的な利用が可能になる。具体的には、運用にかかる人件費やハードウェアコストなどを削減できることで、30〜40%のコスト削減が可能になるとしている。

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