みずほ情報総研、Yahoo!オークションに新決済システムを提供

みずほ情報総研は、Yahoo!オークション上でのオークション代金の支払い手段として「ペイジー決済システム」の提供を開始すると発表した。

» 2005年03月29日 19時33分 公開
[ITmedia]

 みずほ情報総研は3月28日、ヤフーが運営するインターネットオークションサービスであるYahoo!オークション上で、オークション代金の支払い手段として、「ペイジー決済システム」の提供を開始すると発表した。

 ペイジーは、公共料金や商品代金などの支払いを、銀行の窓口やコンビニエンスストアに行かずに、自宅のPCや携帯電話で行えるサービス。日本のほとんどすべての金融機関が加盟する「日本マルチペイメントネットワーク運営機構」がサービスを運営しており、公共料金や商品代金のほかにも、税金、社会保険料、特許料、交通反則金などの支払いにも対応している。

 Yahoo!オークションでのペイジー決済システムの対応は、ヤフーの関連会社であるネットラストが運営するサービス「Yahoo!かんたん決済」(旧称はYahoo!ペイメント)を通じて行われる。Yahoo!かんたん決済は、Yahoo!オークションの決済方法の1つ。クレジットカードやインターネットバンキングなどでオークション利用者間の決済および商品の配送を代行するサービスで、月間利用件数は60万件に上るという。オークションの出品者と落札者のどちらも、個人口座やその他個人情報を相手に通知することなく、オークション取引を完了できる点が特徴となっている。

 発表された新システムでは、オークションの落札者がYahoo!かんたん決済を選択した場合、インターネットバンキングを登録している銀行(みずほ銀行、UFJ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、日本郵政公社に対応している)のペイジー決済画面に移り、落札金額の振込を行うことになる。

 みずほ情報総研とヤフーの両社は、ペイジーが利用可能になることで、Yahoo!かんたん決済利用者の利便性向上と、利用者数の増加を見込んでいるという。

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