日立システムアンドサービス、文書ファイリングシステムにDRM機能を追加

日立システムアンドサービスは、DRM技術を搭載した文書ファイリングシステム「Millemasse ドキュメント・セキュリティ ソリューション」の販売を開始する。

» 2005年03月29日 22時13分 公開
[ITmedia]

 日立システムアンドサービスは4月1日より、DRM技術をベースに電子化された文書データの利用をコントロールする「Millemasse ドキュメント・セキュリティ ソリューション」の販売を開始する。

 Millemasseは、企業内に存在するさまざまな文書や帳票を一元的に保管するファイリングシステム。情報は「文書ファイル」という形で、検索性に優れた形で保存されるが、同時にDRM技術によって保護される。許可を受けた社員は参照や持ち出しができるが、その資格を持たない場合、文書ファイルの閲覧やコピー、印刷といった作業が制限される仕組みだ。

 同社はこの仕組みによって、情報漏えいの防止と情報資産の有効活用という2つの課題に応えられるとし、金融や流通のほか、設計図面などをやり取りする製造業、官公庁/地方公共団体などに向けて販売していく。価格は、50ユーザーの場合で435万4350円から、別途導入経費が168万円からとなっている。同社では2007年までに10億円の受注を目指す。

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