日本IBM、新アーキテクチャー「X3」準拠のIAサーバを発売

日本IBMは、64ビットXeon MP対応の「X3アーキテクチャー」に準拠したIAサーバ「IBM eServerxSeries 366」を発売した。

» 2005年03月30日 22時53分 公開
[ITmedia]

 日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は3月30日、IAサーバ「IBM eServerxSeries 366」(x366)の販売開始を発表した。

 x366は、64ビットXeon MP対応の「X3アーキテクチャー」に準拠し、同一システムにおいて32ビットと64ビットの両アプリケーションを稼働できるのが特徴。3Uサイズの筐体に、最大4CPUを搭載できる。

 また、独自開発したチップセット「IBM XA-64e」の採用により、従来2つに分かれていたCPUコントローラとメモリコントローラを1つに統合し、CPUとメモリ間のアクセス速度を従来の約 2.5倍に向上させるなどの機能向上を実現。従来の4CPU搭載機種に比べ、2分の1以下の価格で、処理速度は約50%向上したという。

 このほか、HDDやメモリの障害を予知する機能、複数ビットのエラーを自動修正する機能など、オートノミックコンピューティングを実現するための各種管理機能を搭載する。

 価格は、Xeon MP/3.16GHzを1個搭載したモデル「8863-1RJ」が98万円、XeonMP/3.66GHzを2個搭載したモデル「8862-PAN」が138万円(いずれも税別、同社直販価格)。

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