SAPはPeopleSoftかJD Edwardsを利用しているOracle顧客企業にソフト切り替えを勧めるキャンペーンを始めた。
独SAPは4月4日、米国でPeopleSoftとJD Edwardsの製品を利用している企業のソフト切り替えを支援する「Safe Passage Program」の対象を拡大、Oracle顧客をターゲットとして勧誘キャンペーンを始めたと発表した。
このプログラムは1月の立ち上げ段階ではSAPとPeopleSoftまたはJD Edwardsの製品を併用している顧客のみが対象だったが、今回、PeopleSoftまたはJD Edwards製品を利用しているOracle顧客にも対象を広げた。
SAPは1月、PeopleSoftとJD Edwardsソフトのメンテナンスサービスを手掛ける米TomorrowNowを買収。同社を通じて集中的な顧客獲得キャンペーンを開始し、企業幹部やIT管理者あてにダイレクトメール7万通を送付した。
同プログラムではOracleによる高額なサポートの代替となるメンテナンスサービスを手ごろな価格で提供、企業が快適かつ柔軟に、自らのペースでメンテナンスとソフトの切り替え戦略を立案できるようにするとSAPは説明している。
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