OSSベースの科目登録システム、早大で稼働

» 2005年04月13日 18時41分 公開
[ITmedia]

 早稲田大学とNECは、オープンソースソフト(OSS)による受講科目登録用Webシステムを共同で開発し、早大の全学部で正常稼働したとこのほど発表した。3月18日から稼働し、約2週間で2万353人から25万2212科目の申請を受け付けた。アクセスが一時期に集中するOSSシステムとしては国内最大規模という。

 サーバOSにMIRACLE LINUX、WebサーバにApache、データベースにPostgreSQL、プログラム言語にPHPを利用したシステム。新入生を除く全11学部の学生3万5000人、1万2000クラスが対象で、学部や学科、外国語の選択状況などに応じ、選択可能な科目だけを申請できる。

 早大は2003年3月にも科目登録用Webシステムを構築していたが、システムが多量のリクエストに耐えきれなかったため途中でサービス提供を断念していた。この2年間でシステムを改善し、段階的に全学への移行を進めてきた。

 早大ではこのほか、PostgreSQLによる基幹データ管理やSambaによる文書共有、OpenLDAPによる認証情報管理、Namazuによる日本語全文検索などを取り入れており、今後もOSSを積極的に利用するとしている。

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