サイト全体を包括し、コンテンツ内容と機能性、見せ方を管理できるのがCMSの良さだろう。最近ではBlogも同じような方向性を持ったものが多いが、乱暴ではあるものの時系列の投稿機能がクローズアップしているのがBlog、コンテンツ管理をクローズアップしているのがCMSだと思えばよい。XOOPSには、Blogモジュールもあり、明確な壁を作ることはナンセンスといえる。
XOOPSは、ユーザー登録認証が標準で用意されている。登録した人にだけ見せたいコンテンツがある場合に役立つ。ただし、やみくもに閉鎖感を見せてしまうのは成長過程のサイトには逆効果かもしれない。筆者のサイトでは、ほとんどのコンテンツにゲストユーザー権限を与えている。つまりユーザー登録することで得られるメリットは、遊び心程度にしか捉えていない。
XOOPSでは標準で「管理者」、「ユーザー」、「ゲスト」という3つが用意されており、登録しなくても誰もが見られる権限がゲストだ。標準ではゲスト権限が付加されないため、下画面の設定でアクセス権を与えていく。
XOOPS日本公式サイトで「静的 HTML」などと検索するといくつものフォーラム投稿がヒットする。筆者の場合には、次のようにしてモジュール扱いで取り込んでいる。
通常はLAN内のSamba経由でファイル管理をしているが、index_sjis.htmlとしてDreamweaverで作り、Linuxのシェル上でnkfにてEUCのindex.htmlに変換している。この手間を無駄としないために、変換前のindex_sjis.htmlをindex.htmlから印刷用ページとしてリンクしている。
TinyDなどを使うのが王道かもしれないが、数十ページを移行した後に存在に気づいたこと、現状でもそれほど不具合を感じないことが引きずってしまっている点だ。手段を変える理由とすれば、現在、メニュー項目が増えすぎて分類が曖昧になってきたため、背景色を個々で変えることやメニューを分割させたいことが考えられる。
そしてCMS化したはずなのにDreamweaverで作ることを引きずっているのは、記事の文字データすべてをMySQLに格納する必要性を感じていないこと、そして改ページ制御などが組み込まれたモジュールと出会ってないことも理由だ。このため、現状はとても長いページが存在しており、今後、ページによっては改ページさせていくことが課題だ。
それなりのページビューになるとGooglebotやYahoo! Slurp(クローラー)などは毎日、あるいは数時間置きに来てくれる。しかしその影響は予想以上のものだった。
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