富士通、中堅企業向けディスクアレイ「ETERNUS SX300」を投入

富士通は、主要コンポーネントを二重化して信頼性の向上を図った中堅企業向けディスクアレイの新モデル「ETERNUS SX300」を発表した。

» 2005年04月18日 20時54分 公開
[ITmedia]

 富士通は4月18日、中堅企業向けディスクアレイの新モデル「ETERNUS SX300」を発表した。

 ETERNUS SX300は、ETERNUSシリーズの中でもエントリモデルに位置付けられる、コンパクト型のディスクアレイ製品で、IAサーバとの組み合わせを念頭に置いている。ファイバチャネル対応のディスクドライブを4台から最大14台まで搭載可能で、全体の容量は292GBから最大2TBまで拡張可能だ。

 ディスクはRAID1/0+1/5の各構成が可能なほか、コントローラやキャッシュ、電源といった主要コンポーネントを二重化することで、全体の信頼性向上を図った。また、サーバとの接続インタフェースに障害が発生すると自動的にインタフェースを切り替える「マルチパスドライバ」が標準で添付されるほか、ディスクドライブの運用を監視する「パトロール機能」、リモートから故障を通知する「遠隔監視機能」といった機能を通じて連続運用を支援するという。

 富士通では、IAサーバ「PRIMERGY」やミドルウェア群と組み合わせた事前動作検証を実施することで、迅速な構築とシステムの安定稼動を支援していくという。ETERNUS SX300の価格は115万円からで、6月10日より出荷を開始する。

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