Sunのデュアルコアサーバは運営経費削減をアピール

Sun MicrosystemsはAMDのデュアルコアOpteron搭載サーバを発表した。電力消費がIntelチップ搭載サーバに比べ、42%で済むという。5月に提供開始予定。

» 2005年04月22日 07時36分 公開
[ITmedia]

 米Sun Microsystemsは4月21日、AMDのデュアルコアOpteronを搭載した同社初のデュアルコアサーバ「Sun Fire V40z」を発表、同社の全x64サーバのデュアルコア対応を表明した。

 デュアルコアのSun Fire V40zは4ソケットの8ウェイサーバで、マイクロプロセッサ4基それぞれがCPUコアを2つ備える。Intel XeonMPで同じ数のプロセッサコアを搭載したサーバに比べると、電力消費は42%で済み、SolarisやLinuxを含め事実上どんなOSでも実行できるとしている。

 5月に提供を開始予定で、価格はデュアルコアOpteron Model 875搭載でメモリ16Gバイトのモデルが3万8995ドル。これは、シングルコアのOpteron Model 850を搭載した4ウェイサーバの発売時の価格とほぼ同じだという。

 Intelプロセッサを搭載したx64シングルコアサーバに比べると、今回のデュアルコアアーキテクチャでは電力と冷却コストを含む運営コストが半分に抑えられ、場合によっては年間平均200万ドルの節減になるとうたっている。

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