世界ストレージ管理ソフト市場、リソース管理好調で2けた増

Gartnerの調査によれば、2004年の世界ストレージ管理ソフト市場は新規ライセンス収入ベースで12.3%増。シェアトップはEMCとなった。

» 2005年04月23日 08時19分 公開
[ITmedia]

 市場調査会社Gartnerが4月22日発表した統計によると、2004年の世界ストレージ管理ソフト市場は、ストレージリソース管理製品の堅調な販売に支えられ、新規ライセンス収入ベースで12.3%増の56億ドルとなった。

 ストレージリソース管理(SRM)の分野は6億1200万ドルで30.8%の伸び。企業がストレージ利用の管理強化に目を向け、管理機能の一部自動化に踏み切る中で、この分野は今後も急速な成長が見込まれるとGartnerは指摘する。

 シェアはEMC(29.5%)、Veritas(18.5%)、IBM(12.2%)、 Computer Associates(5.3%)の上位4社の順位は不動、Network Applianceは新規ライセンス収入が73.5%増え、Hewlett-Packard(HP)と日立/HDSを抜いて前年の7位から5位に浮上した。

 2005年のストレージ管理ソフト市場は前年から12%伸びて63億ドルに達する見込み。コンプライアンス規定によってアーカイブとデータ保護の分野の伸びが促進されると予想している。

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