HP、欧州委員会のシステム構築契約獲得

HPは欧州委員会から世界最大の国境警備・警察情報システム構築の契約を獲得した。

» 2005年04月29日 08時41分 公開
[ITmedia]

 Hewlett-Packard(HP)は4月28日、Steriaなど数社の企業連合として欧州委員会から4850万ドル規模の契約を獲得したと発表した。第2世代のシェンゲン情報システム(SIS II)と、ビザ情報システム(VIS)の構築に当たる。

 SISは世界最大の国境警備・警察情報システムで、第2世代システムの構築は、シェンゲン条約の現在の加盟国と昨年5月にEUに新規加盟した10カ国の間で国境警備を取り払う前提となる。VISは欧州諸国に入国するためのビザ申請を管理するシステム。

 企業連合はHPとSteria、独Mummert、ルクセンブルクのPrimesphereで構成。契約に基づき欧州委員会に、Intel Itanium搭載のIntegrity Superdomeサーバと高性能ストレージ、HP OpenViewソフトを通じたシステムのインフラおよびビジネスプロセス管理を提供する。即日新システムの構築に着手し、2007年に欧州委員会の認定を受ける予定。

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