MS、「Windows Mobile 5.0」のRTMを発表

MicrosoftはモバイルOSの新バージョンの製造工程向けリリースを発表した。トランシーバ機能やビデオ電話機能を組み込めるようになった。

» 2005年05月11日 08時15分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは5月10日、米ラスベガスで開催のモバイル・組み込みデベロッパーカンファレンス「Mobile & Embedded DevCon 2005」で、モバイルOSの新バージョン「Windows Mobile 5.0」の製造工程向けリリース(RTM)を発表した。マルチメディア機能強化、プラットフォームの柔軟性向上などが図られている。

 プラットフォームの柔軟性強化は、メーカーやキャリア向けのオプションを拡大して製品の差別化が図れるようにする狙い。トランシーバ機能の「push-to-talk」やビデオ電話といった技術を組み込めるようになったほか、ネットワークは3GとWi-Fiに対応、Bluetoothのサポートも強化した。

 マルチメディア機能ではHDDとUSB 2.0をサポートしてストレージを強化。メディア再生ソフトのアップデート版「Windows Media Player 10 Mobile」では、デジタル音楽、ビデオ、テレビ番組の録画ファイルなどを、PCから転送したりインターネットサービスからダウンロードして再生できる。また、新しい写真・ビデオアプリケーションでは、ハイエンドデジカメで提供されているバーストモードやタイマー機能などの高度な機能が加わった。

 情報アクセス機能も強化が図られ、バッテリーが切れても保存してある情報が消えないメモリストレージを採用。OfficeソフトはExcel Mobile、Word Mobileのほか、新たにプレゼンテーションソフトのPowerPoint Mobileが追加された。

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