ロッテ、ManugisticsベースのSCMシステムを本格稼動

ロッテと米Manugisticsは、ロッテが需給計画立案のための需要予測ツールとして、全商品を対象にManugisticsのシステムを導入し、本格稼動を開始したことを明らかにした。

» 2005年05月20日 18時42分 公開
[ITmedia]

 ロッテと米Manugisticsは5月17日、ロッテが需給計画立案のための需要予測ツールとして、全商品を対象にManugisticsのシステムを導入し、2004年12月に本格稼動を開始したことを明らかにした。

 同社は、10年以上にわたり継続的に業務改革に取り組み、一定の成果を挙げてきたが、導入を完了したManugisticsのシステムと業務改革を連動させることにより、在庫削減、販売機会損失の防止をさらに改善できるとしている。業務改革の一環として、既存品の販売計画立案業務を生産部で実施することで営業の業務負荷を低減し、新製品、リフレッシュ品の販売に注力できる環境構築を進めてきたという。そのツールとしてManugisticsの導入に踏み切ったとしている。

 ロッテの生産部需給担当部長である吉岡氏は、「システム稼動を機に、需給計画精度の向上とともに、特売やイベントの効果検証結果を効率的に営業にフィードバックし、さらなる業務レベルの向上に取り組む」と話している。

 同社は今後、データを蓄積し、過去のイベントや特売が需給にどのような影響を与えるかを分析し、全社で共有するべき状況の精査、さらなる需給計画精度の向上を目指す。

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