AMD、デスクトップ版のデュアルコアAthlon 64を5月31日に発表

AMDは台湾のComputexでAthlon 64 X2プロセッサを正式発表する。PC WorldのテストではPentium EEより好成績を上げている。(IDG)

» 2005年05月21日 08時05分 公開
[IDG Japan]
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 AMDは5月31日に、Athlon 64デスクトッププロセッサの初のデュアルコアバージョンを、台湾のComputexで正式発表する。

 「AMD Athlon 64 X2」プロセッサはComputex初日に発表予定だと、同社が5月20日明らかにした。AMDではこれまでにもComputexを新製品立ち上げの場として利用している。例年通りになるとすれば、プロセッサと同時に台湾の各社から対応のマザーボード製品が発表されそうだ。

 ライバルのIntelは、デュアルコアバージョンのPentiumプロセッサを発表済み。この製品「Pentium Extreme Edition 840」(Pentium EE)は4月に出荷が開始されており、2番目の「Pentium D」は今月中に出荷予定

 新しいAthlon 64プロセッサの試作品は、PC Worldが実施したテストではPentium EEに対して好成績を上げている。PC WorldBench 5のベンチマークでAthlon 64搭載のシステムは115点を獲得したのに対し、Pentium EE搭載システムは95点。デュアルコアのAthlon 64搭載システムはこれまでにテストした中で2番目の高速となっている。Athlon 64は消費電力も少なく約100ワット、これに対してIntelプロセッサは145ワットだった。

 Athlon 64 X2はAMD初のデュアルコアプロセッサではない。同社は4月、4ウェイ/8ウェイサーバ向けOpteronプロセッサのデュアルコアバージョンを発表。2番目となる2ウェイサーバ/ワークステーション向けのデュアルコアOpteronは5月に出荷開始すると、その時点で説明していた。

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