日本軽種馬登録協会、競走馬の血統データベースにオープンソースを採用

日本軽種馬登録協会は、「インターネット血統書データベースサービス」の構築にあたり、オープンソースをベースとしたシステムを採用したことを発表した。システム構築はオープンソース・ジャパン。

» 2005年05月26日 22時47分 公開
[ITmedia]

 日本軽種馬登録協会は5月26日、昨日から正式公開されている「インターネット血統書データベースサービス」の構築にあたり、オープンソースをベースとしたシステムを採用したことを発表した。

 日本軽種馬登録協会は、軽種馬(競走馬)の登録、登録証明書の発行、繁殖情報に関する統計業務や血統情報関連書籍の発行などの業務を行っているが、同協会が書籍として毎年発行していた血統書データをインターネット化することとなった。

 このデータベースには、競走馬の繁殖成績、輸出入情報、血統情報(父馬、母馬など五代分の血統情報など)が収録されており、登録されているデータ量を頭数で換算すると、現時点で70万件。毎年約3万件が新規に追加されている。

 このWebシステム構築はオープンソース・ジャパン(OSJ)が行った。LAPP(Linux、Apache、PostgreSQL、PHP)を利用したほか、システムはOSJ独自のアーキテクチャ「IOSSA」(Integrated Open Source Systems Architecture)に沿って構築されている(関連記事参照)。また、サイトの安全性を高めるためにZend Encoderを使用、PHPで記述されたプログラムを暗号化している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ