つまり、企業間の接続は標準化されたebXMLで、社内のアプリケーションは自由度の高いWebサービスで連携するのが基本的な接続形態と考えられる(図3)。技術的に見てもXMLがベースであるため、互いに非常に相性がよくなっている(図4)。Webサービスについては、アプリケーション間の連携部分をミドルウェアに任せ、ユーザーはやり取りする情報の加工に専念できる。ebXMLについては、EDI・EAIとの連携ツールを含めさまざまなミドルウェアが市場に出始めている。ユーザーにとっては、選択のチャンスが訪れたといってよいだろう。
これにより企業間・企業内のネットワークはデータの流れを含めて名実ともにシームレスになったことになる。もちろんセキュリティの問題はあるにせよ、あとはこの環境をどのように業務で利用するかだ。
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