日本ステレント、Universal Content Managementの新バージョンを発表

日本ステレントは、総合コンテンツ管理ソフトウェアの最新版「Stellent Universal Content Management Ver.7.5日本語版」を提供すると発表した

» 2005年05月31日 22時53分 公開
[ITmedia]

 日本ステレントは5月31日、同社が提供する総合コンテンツ管理ソフトウェアの最新版「Stellent Universal Content Management Ver.7.5日本語版」を提供すると発表した。導入期間の短縮化、操作性を向上させる新機能が追加されている。具体的には、コンプライアンスやレコード管理、マルチサイトWebコンテンツ管理、パートナーや顧客向けエクストラネット、インフラ統合などの複数のUniversal Managementアーキテクチャによって、機能強化が施されている。

デジタル資産管理の画面。

初のインコンテキスト・メタデータ・エンジン

 新たなメタデータ管理モデルでは、ユーザーがコンテキスト内のメタデータ・フィールドを閲覧することで、Universal Content Managementの操作性が向上する。

 たとえば、文書の種類だけでメタデータ・フィールドを管理するのではなく、ユーザーの職務、文書の状態、および、さまざまな基準に基づいて管理できるようになる。システムとして単一のコンテンツ管理プラットフォームであることで、顧客は複数のアプリケーションでこのメタデータモデルを活用できる。

拡張メール管理機能

 また、7.5からは、Stellent Content Serverのフォルダがメールクライアント上に自動的に表示されるようになる。それにより、ユーザーはメールメッセージと添付ファイルを、メールシステムからStellent Content Serverに直接、ドラッグ・アンド・ドロップすることができる。

 この機能により、ユーザーはStellent Content Serverへのメールの投稿、メールの本文と添付ファイルの管理などを行うことができる。新たにクライアントソフトウェアをインストールする必要もなくなる。

デジタル資産管理

 さらに、7.5の新たなデジタル資産管理(DAM)機能により、企業は画像と動画を簡単に利用できるようになる。

 たとえば、画像ファイルを単一のソースからGIFやTIF ファイルなどのさまざまなフォーマットに変換することができる。また、動画ファイル向けに同様の変換機能も提供。たとえば、動画をWebサイトで利用する場合、大容量のAVI(audio visual interleaved)ファイルを小容量の低解像度MPEGファイルに変換する。さらに、バージョン7.5は、ストーリーボードを使用する動画の特定シーンごとにドリルダウンする機能を備えている。

「コンプライアンスなど、コンテンツ管理へのユーザーの関心が急激に拡大している」と話す日本ステレント、事業開発マネジャーの山下進一氏。

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