LPI-Japan、「LPI-Japanアイテム・ライティング・ワークショップ」を6月3日に開催

LPI-Japanは、6月1日から3日間、東京ビッグサイトで開催されるLinuxWorldExpo/Tokyo 2005の中で、LPICの試験問題作成を実際に行うワークショップを開催する。

» 2005年06月01日 01時02分 公開
[ITmedia]

 Linux技術者認定機関である特定非営利活動法人LPI-Japanは、日本国内におけるLinux技術者認定試験が開始以来、受験者総数が、延べ4万人に達成したことを発表した。2000年11月に開始以来、2004年5月に2万人を超えているので、この1年で倍増したことになる。ちなみに、ここ最近の月間受験者数は約2000人規模。

 国内におけるLPIC(Linux技術者認定試験)の認定者数は、レベル1では1万人、レベル2で2000人を超えているが、これはグルーバルでみても最大規模となる。資格試験に対する欧米との意識の差なども影響していることは否めないが、これだけの規模となった以上、LPI-JapanとしてもLPIの活動について単なるブランチ的な存在以上のものが求められている。事実、LPI-Japanでは、独自にアカデミック認定制度などを実施しているほか、独自で定めた学習環境基準を設定し、Linux教育環境の整備を推進しているなど、活発に活動している。

 そして今回、LPI-Japanは、6月1日から3日間、東京ビッグサイトで開催されるLinuxWorldExpo/Tokyo 2005に出展、新たな試みを開始する。今回、同イベントの開催に合わせ、「LPI-Japanアイテム・ライティング・ワークショップを開催、LPICの試験問題作成を実際に行うワークショップを6月3日に開催するという。

 同ワークショップは2回(9:30からの部と13:30から)開催され、2部構成でとなっている。実際の内容としては次のようなものだ。

  • 前半(約1時間):問題作成の方法に関する説明
  • 後半(約2時間):問題作成(1人1〜2問程度)

 参加資格としては、LPICレベル1認定者以上(LPIIDとよばれるIDを取得する必要がある)で、LinuxまたはUNIXの実務経験が3年以上または同等の経験が求められている。前者はともかく、後者は自己申告であるのでそれほど気にする必要はないだろう。そのほか、試験問題を作ることになるので、試験問題に関する守秘義務を結ぶ必要があるほか、Linuxを搭載したノートPCを持参することが推奨されている。

 興味があれば、LinuxWorldExpoの開催中、LPI-Japanブースに立ち寄り、そこで申し込むという方法でもよい。自身のアイデアが公式な試験問題になるかもしれないこのチャンス、生かしてみてはどうだろう。

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