NTT Com、企業ユーザー向けに迷惑メールフィルタリングサービスを提供

NTT Comは、ユーザーが受信する前にOCNサーバ側で迷惑メールの度合いを判別して振り分ける企業向けサービス「OCN 迷惑メールフィルタリングサービス」を開始する。

» 2005年06月14日 19時16分 公開
[ITmedia]

 NTTコミュニケーションズは6月14日、ユーザーが受信する前にOCNサーバ側で迷惑メールを振り分ける「OCN 迷惑メールフィルタリングサービス」を発表した。

 同サービスでは、Cloudmarkが構築している迷惑メール判定データベースを参照しながらOCNサーバ側でメールを分析し、迷惑メールの判定度合いをヘッダーに付与する。判定度合いが一定の閾値を超えた場合、迷惑メール専用ボックス(隔離ボックス)に自動的に振り分けたり、件名に「SPAM!!」などの文字列を加えた上で配信することができる。

 また、ユーザー自身が件名や送信社名に基づいて「受信拒否リスト」を作成することも可能。これらルールは、ドメイン単位だけでなく、メールアドレス単位でも設定できる。

 迷惑メールの振り分けに際して、顧客側で専用ソフトウェア/機器を導入する必要がないこと、ユーザーや管理者が手動で迷惑メールを振り分ける場合に比べ大幅に手間を削減できることが特徴だ。

 NTT Comでは同サービスOCN常時接続サービスを利用して自社でメールサーバを運用しているか、OCNのホスティングサービス「PowerMail」を利用している企業ユーザー向けに提供していく。料金は1メールアドレス10個当たり月額2100円からで、6月15日より販売を開始する。

 なお同社によると、個人向けOCNサービスでも迷惑メール防止サービスの提供を予定しているという。

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